アイデアを無数に生み出すには──SCAMPER法

*挨拶&自己紹介

こんにちは! IAIAです。

このブログでは研究開発のマネジメントにかかわる情報・考え方を発信しています!

本日のテーマは「アイデアの出し方」としてSCAMPER法を紹介します!

*テーマ&結論

  • アイデアを出すための方法の一つとしてSCAMPER法がある
  • SCAMPER法は7つの問いかけを課題にぶつけることでアイデアを得る方法である
  • 欠点として、大本となるアイデアが必要である

*目次

  • SCAMPER法とは?
  • 最後に
  • 関連リンク

*SCAMPER法とは?

SCAMPER法とはボブ・エバール氏が提案したアイデア発案法です。

この方法は、以下の7つの問いかけから成り立っています。

  • Substitute:「それを他の方法で代用できないか?」
  • Combine:「それは他のものと組み合わせられないか?」
  • Adapt:「それと似たようなものはないか?」
  • Modify:「それを上手い具合に調整することはできないか?」
  • Put to other uses:「それを他の用途に転用できないか?」
  • Eliminate:「それはなくしてしまえないか?」
  • Rearrange・Reverse:「それを逆にするとどうなるか?」「それを逆利用できないか?」「それの順番を変えられないか?」

これら7つの問いかけを自分の抱えている課題や大本になるアイデアにぶつけることで新しいアイデアを得るのがSCAMPER法です。

*例

では実際の例を挙げて考えてみましょう。

あなたの会社の生産ラインにおいて、ある工程が大きなコストになっています。

この工程を新しいものに変えることができれば会社に貢献できるでしょう。

工程変更のアイデアについてSCAMPER法をあてはめるとどうなるでしょうか?

  • Substitute:「それを他の方法で代用できないか?」

 その工程が果たす役割は、果たして今の方法以外で得られないものでしょうか?

 他の装置や方法で代用することはできないでしょうか?

 他の方法ならもっと生産コストを下げられるかもしれませんよ。

  • Combine:「それは他のものと組み合わせられないか?」

 その工程と他の工程を1セットにすることは可能でしょうか?

  • Adapt:「それと似たようなものはないか?」

 他の開発において似たような問題が発生したことはないでしょうか?

 その時の検討を見返してみましょう。何かヒントがあるかもしれません。

  • Modify:「それを上手い具合に調整することはできないか?」

 その工程の生産条件や環境などを調整できないでしょうか?

 うまく調節すれば、生産コストはもっと下がるかもしれません。

  • Put to other uses:「それを他の用途に転用できないか?」

 他の商品をその工程で一緒に処理することは可能でしょうか?

 その工程に他の役割を持たせることは可能でしょうか?

  • Eliminate:「それはなくしてしまえないか?」

 そもそもその工程は本当に必要なのでしょうか?

 一部の規格や商品ならその工程なしで生産できる可能性はありませんか?

 工程をなくすことはできないにしても、管理項目を減らすことならできるかもしれません。

  • Rearrange・Reverse:「それを逆にするとどうなるか?」「それを逆利用できないか?」「それの順番を変えられないか?」

 工程の順番を変えることはできないでしょうか?

 他の工程と同時並行に行うことはできないでしょうか?

上記のような形で7つの問いかけに課題を当てはめてみるのがSCAMPER法です。

*SCAMPER法使用時の注意

 見ての通り、SCAMPER法は元になる課題/アイデアが必要になります。自分が抱えている課題を整理したうえで臨みましょう。

 また、SCAMPERすべてを埋めることにこだわるのもやめておきましょう。SCAMPER法は本来アイデアを作るための方法です。アイデアが出るならフレームワークを埋めることにあまり意味はありません。

*最後に

 今回は「アイデアを出す方法」について考えてみました。

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*関連リンク

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